膝を立てたまま左右にイルカの足を開かせる。
イルカはされるがまま蕩けた目でカブトを見つめている。
イルカの両方の内腿には、胸元といい勝負にカカシから付けられた花弁が散っていて、自分の昂ぶりを瞬間忘れてカブトは鼻で笑ってしまった。
(カカシ先生って、ホントしつこいセックスをする)
つ、と再びカブトはベッドから立ち上がり姿を消す。
しばらくしてカーテンを開け戻ってきたカブトの手の中には様々な器具があり、思わずそれを目にしたイルカは身を固くした。
「心配しないで。お尻に裂傷がないか中を見てみるからね」
またもやカブトはもっともらしい事を言う。
イルカの頭の下から枕を抜き取り、イルカの腰を浮かせその下に敷く。
「じゃあ、両足を自分の手で抱えててくれる?」
カブトの言葉にイルカはわずかに躊躇いを見せた。
既に下半身を露出させているイルカだったが、自分の局部を隠さずに晒すことになる体勢にはさすがに抵抗を覚える。
「協力してくれなきゃ、手当て出来ないな」
「う・・うう」
イルカは恥ずかしさにプルプル震えながらも従順にカブトに従う。
目の前に広がった卑猥な光景にカブトは思わず唾を飲み込んだ。
明るい蛍光灯の下にイルカの全てが晒された。イルカの性器は乳首への刺激だけで頭をもたげ、濃い桃色の先端からは白濁した液が滴り落ちている。先端から溢れた蜜は尻の谷間を伝って後口まで達していた。自分の足を抱えて背中を丸める格好になり、力を入れることの出来ないイルカの蕾は物欲しげに蜜に濡れひくひくと蠢いている。
潤滑油が入った小瓶を手に取りカブトは自分の指を丹念に濡らす。余った中身をイルカの猛ったペニスの先端に垂らしゆっくりと瓶の口を逆さまにする。
「あ、ああ、・・あ」
得体の知れない液体にぬるりと覆われる感覚にイルカは身震いした。
「男に抱かれたのは昨夜が初めて?」
「は・・い」
「痛かった?それとも気持ち良かった?」
カブトの指がずるりとイルカのアナルの中に潜り込む。
「うっ・・くうう!」
昨日今日では慣れる事の出来ない異物感にイルカ歯を食いしばる。カブトは一気に指二本をイルカに咥え込ませ執拗に中を探る。
イルカがビクンと身体を揺らし、カブトは探していたポイントを見つけた。
「ここ、気持ちいいの?」
「あっ・・いい!いっ・・んっ!」
こりこりと何度も指の腹でその個所だけを擦る。
「カカシ先生にも散々弄ってもらったの?」
「んっ・・んん!」
イルカは真っ赤に顔を紅潮させながら懸命に首を縦にふる。きつく結んだ目の端にはうっすらと涙が浮かんでいる。
「お尻を弄られて感じちゃったんだ」
「ふっ・・う、は・・いっ・・・ん!」
カブトは二本の指を腸壁を押すようにしてグッと広げた。探られている内部が外気に晒されイルカは悲鳴を上げる。
粘膜を押し広げるようにしてカブトはゆっくり指を引き抜いた。
間髪おかずイルカの入り口には人の身体の部位ではない冷たい物が宛がわれる。
抵抗する間もなくそれをずぶずぶと奥まで押し込まれた。
「ちょっと冷たかったね」
カブトはイルカに押し込んだものをにゅ、にゅと出し入れした。
(や・・・何・・・?)
少し首を起こしイルカは自分の足の間を覗き込む。イルカは自分の目を疑った。
「やだ!嫌っ・・!抜いてくださっ・・・ああっ!」
カブトはイルカの尻に差し込んだ試験管の中にペンライトで光を当て、中をしげしげと覗き込んでいる。
「あああっ!」
自分の最も隠したい場所を内部まで暴かれ、紅潮していたイルカの顔が更に赤くなる。
あろうことか突っ込まれているのは実験などの授業でも馴染みのある良く見る試験管。
(これ・・手当てとどう関係が・・・?)
おめでたいイルカはこの変態じみた行為がまだ手当ての一環だと思っている。
「うん、少し赤みがあるけど綺麗なピンク色だし、どこも怪我していないよ。襞がヒクヒク動いているし健康な証拠だね」
自分の直腸内を露骨に言葉で表現され、イルカは堪らず秘所を隠そうとするかのように試験管を締め付ける。
存分にイルカの後口を押し広げ、それこそ穴があくほど奥まで観察してからカブトはおもむろに試験管の出し入れを再開した。
「はっ・・あ・・ああ」
人肌に温まった試験管はさほど圧迫感はないが、粘膜をガラスでつるつると撫でられるとむず痒く、もどかしく、イルカは自然と入り口をキュウと窄める。
「この細さじゃ、物足りないかな?ねえ、僕のが欲しい?それともこの試験管で満足かな?」
カブトは焦らすように殊更ゆっくりと試験管を出し入れする。イルカは試験管が抜けそうになると追いすがるように腰を浮かせてしまう。
時々角度を変えて前立腺をグッと試験管の底で押すとビュクとイルカのペニスから先走りが溢れ出す。
「僕のペニスをこの中に入れて欲しいかい?」
「せんせっ・・んぁ、んっ!欲し、い・・・」
「・・・・良く出来ました」
カブトは試験管をイルカから引き抜くと、忙しなくズボンの前を寛げた。カブトの性器は既に痛いほどに隆起している。
猛った自身をイルカの程よく解れた入り口にあてがい、そのまま一息に奥まで突き進んだ。
「ああっ・・!くうぅ・・!!」
カブトが押し入ってきた衝撃を自分の膝を抱えたままイルカは受け止める。
「さあ、これが仕上げだからね。なんたって僕の体液は(以下略)。たっぷり注ぎ込んであげるよ」
カブトはイルカに圧し掛かり、イルカの肩口に顔を埋めると腰を固定してグチュグチュと挿入を繰り返す。
先ほどの試験管とは違う充足感にイルカは戸惑いつつも、唇からは高く掠れた声が断続的にこぼれてしまう。
「くっ・・君の中は、物凄く熱いよ。気持ちいいかい?」
「んっ、んっ・・いい・・いぅっ・・・!!」
「くっ・・は、僕と、カカシ先生、どっちがいい・・・?」
「・・・・カカッ・・、ひあっ!あっ・・あああぁっ!!!」
カブトはイルカの一点を抉るように容赦なく突き上げ始めた。
「可愛く・・・ないな」
室内に響く粘着質の音に、肉がぶつかり合う音も混じる。
カブトは自分本位に激しく腰を動かす。それでも試験管で散々焦らされたイルカには待ち望んだ刺激だった。
腰を打ちつけられる度に悦び、声を上げる。
「ああ・・あ、イイよ。もう、イキそうだよ・・」
「は!あっ!・・んっ、ああっ!」
グッと一際深くカブトがイルカの中に押し入った。一気にカブトの昂ぶりは膨張し、弾けた。
カブトに思い切り抉られ、内部を圧迫され、イルカの頭も真っ白になる。
「うっ・・う、くっ・・!!」
「あっ、やぁっ!!・・ああああぁぁー!」
同時に果てた二人はもつれて重なり合い、ベッドに沈み込んだ。



(・・・・・まじかよ)
湯治部部長三年、不知火ゲンマはカーテンに閉ざされた保健室のベッドの上で息を潜めている。
午後の授業を思いっきりばっくれて、惰眠を貪ろうという魂胆だったが浅い眠りから覚醒すると一つベッドを隔てたカーテンの向こうでは既にコトがおっ始まっていた。
逃げそびれ、不本意ながら他人の情事を盗み聞きする羽目になったのだが・・・。
一人は変態保険医の薬師カブト、もう一人、聞き覚えのあるあの声は――――

(――――イルカ?)

まだ続く!



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