その日の午後は演習場でトラップ解除の実践だった。
「お前達!演習とはいえ気を抜くと怪我するぞ!!各班それぞれ指定された範囲のトラップを全て解除しろ!散っ!!」
早朝にカカシに起こされて寝不足のイルカには、ガイの大音声は頭に響いて辛かった。
「よし☆イルカ!!日頃の成果を思う存分発揮して来いっ!!」
「はい・・・」
トラップ解除に体術は全く関係ないと思うのだが、イルカはとりあえず返事をしておいた。
ガイの大声に意識を持っていかれそうになりながらもイルカは同じ班の生徒のあとをフラフラと追い始めた。


「よし、大体片付いたな」
イルカの班が指定された範囲のトラップはほとんど片付いた。あとは集合場所に戻りがてらもう一度トラップを取りこぼしていないかチェックしながら移動するだけだ。
班のしんがりを務めていたイルカはあと僅かで演習場の森を抜けようとしたとき、ほんの少し気が緩んでしまった。
渡り飛んでいた木の幹を蹴った瞬間、足先の幹の感触に違和感があった。
取りこぼしたトラップが作動する。
まずいと思ったときには空中で体勢を変える事も叶わず、イルカの腰骨の上を鈍い音をさせてクナイが掠めていった。
「イルカ!!」
空中でバランスを崩してイルカはうっそうとした森の中に落下していく。
「いってえー・・・」
「大丈夫か?イルカ!」
茂みがクッションとなって腰の切り傷以外たいした怪我は無かったが、イルカは同じ班の生徒たちに抱えられるようにして教官のガイの元へと運ばれた。
集合場所に到着したのはイルカ達の班が最後で、にこやかに到着を待っているガイの姿が遠くに見えたが、イルカ達が近付くにつれガイの暑苦しい笑顔はガイの暑苦しい驚愕へ変貌を遂げた。
「何ということだ―――っっっ!!!俺の可愛いイルカ―――ッッ!!!」
(ぎゃ〜〜〜!!!)
声なき悲鳴を上げながら、イルカはガイの熱い抱擁&熱い頬擦りを受けた。
「お前達っ!!今日の授業はこれで終わりだっ!!解散だっ!!」
イルカ以外の生徒達には見向きもせず、ガイはイルカをお姫様抱っこすると全速力で校舎へ向けて走り出した。
イルカはガイの首に両腕を回し、振り落とされないように懸命にしがみ付く。
「イルカ!痛むか!!?すぐに保健室へ連れて行くぞっ!!!」
保健室!!!
イルカの脳内に危険信号が灯った。(これ位の学習能力はイルカにもあった!!)
あの変態保険医にまた身体を触られるくらいなら、カカシに悪戯された方がいいっ!!
「ガイ先生っ!!俺っ、保健室嫌です!!!」
キキキと、音がするほどの急停止でガイは足を止めた。
「むう、そうか」
何故保健室が嫌なのか、なんてガイは細かいこと?は気にしない。
「なら、体育教官室へ行くか?あそこなら保健室に劣らない位に手当てが出来るぞ!!」
イルカはコクコクと頷く。
「よし!それじゃああっちだ!!」
ぐりんとイルカが思わずムチウチになりそうな程に急激に方向転換すると、ガイはもと来た道を全速力で戻り始める。
イルカは再びガイにしがみ付きながら、咄嗟にカカシの事を思い出したことを反芻して思わず赤面してしまった。
(なんで、あのエロ教師に悪戯された方がましだなんて・・・・)
「着いたぞ、イルカ!!」
イルカが物思いに耽っていることにお構いなしにガイは到着を宣言する。
相変らずガイに抱えられたままイルカは体育教官室へ連れ込まれた。
教官室の中は広く、部屋の一角には一段高くなったスペースに畳が四畳ほど敷かれ寛げるスペースも用意されている。
「よし!ちょっと待っていろ!」
ガイは畳の上にイルカをガイに似つかわしくない慎重さで静かに降ろすと、適当に医療パックを見繕い始めた。
イルカは自分の傷口を見てみる。
足の付け根よりも少し上の腰骨のあたり。
学校指定のジャージもその下の下着までスパッと切られている。
切り傷は長いが傷は浅かったのでもう血は止まりかけている。
(ジャージ、これしかないってのに・・・・)
貧乏って、なんて切ないんだろう。
カカシに早朝からカマを掘られるやら、怪我するやら、ジャージを新調しなければならないやら。
それよりも、今夜からの宿をどうしよう。
自分のあまりの薄幸ぶりにさすがのイルカも気持ちが重くなってしまう。
「よし、じゃあイルカ!傷口を見せてみろ!!」
そんなイルカの様子に微塵も気付かないガイは元気一杯にぐいと身体をイルカに寄せた。
ガイにそう云われてイルカは躊躇ってしまった。
傷は横に長く伸び、左の腰骨から身体の前面に回りイルカの茂みの近くにまで達しているのだ。かなり際どい部分までガイに見せなくてはならない。
イルカは慎重にジャージを下着ごと下へずらしていく。
「わははは☆なんだ、イルカ!!男同士なのに恥ずかしがる奴があるかっ!!」
スポーンと小気味良い音がしそうなほどの鮮やかさで、ガイはイルカの足からジャージのズボンとその下の下着を一気に抜き取った。
「ギャ――――!!!!」
「どうした、イルカ!!じゃあこれならおあいこだなっ!!」
突然下半身を剥かれて半泣きのイルカの眼前で、何故かガイまでスポーンと下半身を剥き出しにしてしまった。
「ギャ――――――ッッ!!!?」
突如目の前に現れたガイのビッグシティにイルカは恐慌をきたした。
今まで見た男性器の中でも、比べものにならないくらいにガイの物は大きかった。
赤黒いガイの雄は物凄い存在感を有している。
項垂れて力を持たない亀頭でもイルカの握り拳よりも一回り小さいくらいだ。
竿はイルカの手首とどちらが太いのだろう。
寮生のサル軍団など、束になっても敵わない。カブトだってガイに比べたらてんで粗チンだ。
カカシでもガイの大きさには敵わないと思う。
「ガ!!ガイ先生っ!!ガイ先生は服着ていいですから!!!」
「ん?そうか?まあ、まず手当てだな!!」
お宝をぶらぶらさせながらガイはイルカににじり寄ってくる。
イルカは思わずじりじりと後ずさるが、わずか四畳ほどの畳ゾーンはあっという間に終わりイルカは壁際で身を硬くした。
「もう、血は止まりかかっているな」
伸ばされた手にイルカはビクリと身体を揺らしたが、ガイは手当てをするといった言葉通り、イルカの傷口を検分し始めた。
「まあ、消毒して化膿止めを塗って2・3日傷口を濡らさないようにすればすぐ塞がるぞ!」
ガイはいつものサム☆アップで笑顔とともにイルカに向けナイスガイポーズを決める。
下半身は剥き出しにしているが、態度はいつものガイと何ら変わりがない。
先週から口に出すのもおぞましい悲惨な目に遭い続けて、過剰に反応し過ぎたのかもしれない。
イルカは少しでもガイに怯えるような反応を取ってしまい、申し訳ないと思った。
(ガイ先生は他のやつらとは違う。ガイ先生は立派な忍の中の忍で、立派な漢なんだ)
改めて体術の師匠として、漢の道の手本としてガイを尊敬し直すイルカであった。
「よし、後はガーゼを固定するぞ!腰の上と、股下にも包帯を通した方がいいな」
ガイは壁に背を預けて座り込むイルカの両膝を立たせると、腰の上、股下と交互に包帯をくぐらせ始めた。
(・・・う・・)
腰上の時はいい。
股下に包帯を潜らせる時に問題が生じた。
イルカの花芯は無防備にガイの眼前に晒されている。
そして、ガイが包帯を足の付け根ギリギリの所で潜らす度にガイの手の甲がイルカの睾丸やらその上の雄の先端に触れるのだ。
「・・ガイ先生、もう、それくらいで大丈夫です・・・」
「ん?イルカ、甘く見てはいかんぞ!キッチリ固定しないとな!!」
ふにゅ、とまたガイの手の甲がイルカの雄を刺激する。
(・・・やば・・これ以上・・)
イルカの性器は僅かに力を持ち始めている。
ガイの目の前で足を開いた格好のイルカは、もし間違えて勃起でもしてしまったら誤魔化しようがない。
誰に刺激されても、僅かな刺激でさえも快感を拾い上げてしまう自分の身体がイルカは腹立たしくて仕方がなかった。
芯を持ち始めたイルカの性器の先端をガイの手の甲が掠めてイルカは息を詰まらせる。
「ガイ先生っ・・!もう、大丈夫ですから!!」
もう誤魔化しようの無いほど育ってしまった自分の性器を隠したくて、イルカは素早く足を閉じようとしたが、あろうことかガイの手まで一緒に挟み込んでしまった。
「なんだ、イルカ!!勃ってしまったのかっ!!!」
「ギャ―――!!!なんて事云うんですか―――!!!」
イルカは瞬時に顔面を紅潮させて何とかガイから離れようとするが、なんとガイはイルカの竿をしっかりと掴んできた。
「なっ!!?何で掴むんですかっ!!!」
「困った時はお互い様だぞ!!よし、可愛いイルカのために俺は一肌脱ぐぞ!!」
「ぬ!脱がないで下さいっ!!ズボン早く履いて下さいいいっ!!」
「遠慮は無しだぞっ☆イルカッ!!!」
ガイはイルカが渾身の力をこめて閉じている足を難無く開かせると、肉厚の掌でイルカのペニスを上下に扱き始めた。
こうなっては感度が良すぎるイルカが抗う術はない。
「や、やめっ・・・!ああっ、あっ!」
ガイの腕を掴んで動きを止めさせようとしても、イルカがガイの力に敵うわけがない。
すぐにイルカのペニスは硬く張りつめて、先走りの蜜がガイの掌を濡らし始める。
「我慢する事ないぞ!イルカ!!」
「やだっ!や・・!」
「どうした?イルカ、そのままでは辛いだろう!?」
「汚れる、からっ!んっ・・!!」
顔を紅潮させて苦しげに喘ぎながら、イルカは必死に絶頂を堪える。
「ははは☆そんな事か!よし、任せておけっ!!」
云うや否や、ガイはイルカの亀頭をパクリと口に咥えた。
熱く濡れた先端の窪みを舌で刺激しながら、ガイは竿も上下に擦り上げつづける。
二点を同時に攻められて、抵抗も空しくあっという間にガイの口の中にイルカは精を放った。
「あああっ!!」
背を反らせて、ガイの口の中に性器を押し込むようにしてイルカは果てた。
ガイの厚い唇は雁の括れを柔らかく締め上げて、イルカの白汁の残滓を貪欲に吸い上げる。
ピクンと断続的に痙攣してイルカの内腿は震え続ける。
絶頂を堪えた末の開放にイルカは放心していた。
ガイはぐったりと仰向けに横たわるイルカの両膝を立たせて、イルカの身体の中心を探る。
ひんやりと濡れる感触にイルカはヒュッと喉を鳴らした。
「ははは!すまん!冷たかったか!!?」
「な・・・何・・?」
「いや、あんまりイルカが可愛かったからな!先生もこんなに元気になってしまったぞ!!」
ザアッとイルカの血の気が一気に引く。
通常であれほどのビッグシティが元気になってしまったら、いったいどれほどの世界都市になってしまうのか!!!
「無、無理・・ガイ先生っ!!無理ですっ!!」
いつの間にかガイはイルカの尻の下に自分の両膝を潜らせて、イルカの腰をがっしりと固定してしまった。
「大丈夫だ!この軟膏は麻酔効果もあるからな!先生はそれに上手だぞ!!」
「やっ、やめっ・・・!!」
イルカの言葉に耳も貸さずにガイはイルカの蕾の中に太い中指を潜り込ませる。
ぐにぐにと粘膜を押し広げ、軟膏を擦り込みながらガイの指はイルカの中を這い回る。
「うあっ!あっ・・はあっ!」
ガイの指が蠢くたびにイルカの口からは反射的に声が漏れる。
後口が緩み始めるとガイは更にもう一本指を追加した。
カカシの細い指と異なり、ガイの指では二本を飲み込んだ時点でイルカはかなりの圧迫感を感じている。
「ううっ!!」
更にもう一本、ガイの指がイルカの肛道に潜り込んできて、イルカは既に自分の容量の限界を感じていた。
(これよりも大きいなんて・・・切れる、つーより壊れる・・)
イルカはまだ指の段階からガイにいいように揺さぶられている。
「イルカ!まだ痛みはあるかっ!!?」
「あ・・ああっ・・・あ!」
どうしたって、ガイはイルカに突っ込むつもりなのだ。
麻酔も効いてきたのか膜一枚隔てて自分の体内で蠢く指をぼんやり感じられる。
イルカから返事はないが、かなり激しく指の出し入れをしても痛そうな素振りを見せないことからガイには麻酔効いてきた事が分かった。
ずるりと熱いイルカの直腸から自分の指を引き抜くと、ガイは自分の膝のうえに乗せられたイルカの尻の肉を左右に割り、両の親指で粘膜を押し広げた。
「あああぁっ!!!」
ガイの巨大な亀頭がぐっとイルカの中に入ってこようとする。
今までに感じた事のない圧迫感に身体を思い切り反らせてイルカは硬直した。
鈍い痛みと身体を二つに裂かれるような物凄い圧力にイルカは上手く息を吸う事が出来ない。
「あっ・・はっ・・!!」
「まだ先端も入っていないぞ!イルカ!!」
入り口のリングは限界まで張りつめ、ガイがペニスを収める度に中の粘膜は捲れあがって外へ顔を出そうとする。
(無理!絶対無理っ!!!)
イルカの叫びは声にならない。
亀頭が半分ほどイルカの中に潜り込んだ時、ガイはひょいとイルカの上体を抱き起こし自分の膝の上に載せた。
「うあああぁっ!!!」
イルカ自身の体重がかかり、一気に雁の部分までイルカの中に収まってしまった。
串刺しにでもされたような衝撃にイルカは全身を突っ張らせる。
「ゆっくり息を吐け、イルカ。お前が辛いぞ」
イルカの尻タブをゆっくりと揉み解しながらガイは腰を揺すり始める。
ガイが動くたびに熱い肉棒はイルカの直腸を切り開くように凶暴に侵入していく。
「あっ・・ああぅ・・・」
イルカの目端から涙がこぼれ始める。
あまりの衝撃にイルカは今までのように快楽に溺れる事も出来ず、正気を保っている今の状態はかえって辛い。
「・・あっ・・うう――っ!!」
みしみしと身体が悲鳴を上げながらガイの雄を呑み込んでいく。
直腸の内部全てを限界まで押し広げられ、前立腺も容赦なく擦り上げられる。
もう、ポイントを狙って突く、どころの話ではなく、ガイがどの角度から貫こうとイルカの前立腺はガイの性器から残酷なまでに刺激を受けてしまう。
ぐんとイルカのペニスは力を取り戻す。
同時に強烈な射精感にイルカは見舞われた。
「やあっ!!ああっ・・!」
ガイの首にしがみ付きながらイルカはガイのベストに向けて思い切り精を放った。
達した後もビクビクと震えるイルカの性器は力を失うこともなく先端から絶えず蜜を溢れさせている。
「イルカッ!!動かすぞっ!!」
「も・・や・・!あああぁ!!」
ずるりと引き抜かれれば内臓までも引き摺りだされるような感覚に身震いし、もう一度内部に潜り込んでくる時には一度身体を開かれた後だと言うのに再度体を引き裂かれるような衝撃に襲われる。
二度、三度、直腸をガイのペニスが行き来した頃にはイルカの意識は朦朧として、ぐったりとガイに身体を投げ出して揺さぶられるままになっていた。
「ああ・・あ・・」
イルカの体力はもう、もたない。
前立腺の刺激を受けてイルカのペニスは持ち主の意に反して尖り続けて、だらしなく精液を溢れさせている。
「う・・!出すぞ、イルカッ!!」
身体の奥深くで、ググッと更に内部を押し広げるような圧迫を受けたあとイルカは最奥に熱い飛沫を受けた。
いつまでも続くガイの吐精は量も多く、ぴったりと隙間のない結合部分からもじわりと白い蜜が滲み出してくる。
先端からトクリと精液の塊が溢れ出して、ようやくイルカの昂ぶりも熱を失った。





インターホンが鳴りモニターを覗くと玄関にはイルカを抱きかかえたガイが立っている。
カカシは足早に玄関に向かう。
「カカシ!イルカを届けにきたぞ!!」
ガイの腕の中でイルカは意識もなく固く目を閉じている。
学ランに身を包まれたいつものイルカの姿だが。
「血の匂いがする」
・・・それから、匂いはもう一つ。
「今日演習中に怪我をしてな、手当てはしてあるぞ!気を失ってしまったから寮まで送り届けたら、お前の家に同居していると聞いて驚いたぞ!」
ガイの言葉には何ら偽りはない。
「そう、ありがと」
ガイの腕からカカシはイルカを受け取った。
「それでは俺はこれで失礼するぞ!マイ☆ライヴァル!また明日会おう!」
ビシ!といつものナイスガイポーズを決めるとガイは夕日を背に帰って行った。
腕の中のイルカは完全に意識を飛ばしてしまっている。
イルカの目元が赤い。
イルカは泣くと興奮のあまり目元がしばらく赤くなる。
身体は綺麗に清められたようだが、カカシの鼻はごまかせない。
「またヤラれちゃったねえ・・・」
自分のお気に入りがこうも好き勝手に、あちこちでカマを掘られるのは面白くは無いが・・・・。
まあ、とりあえず。
何があってもイルカは自分の手元に戻ってくるようになっているので、いっか。
カカシはいそいそとイルカを抱えて寝室へ向かった。


ACT・5へ続く!



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