甘く残酷な籠  4




「あんたは・・非道いっ・・!!」
サスケは何度もイルカの中に楔を打ち込む。
その度にサスケの肩の上ではイルカの足がびくりと震える。
窮屈な体勢のままイルカはサスケに手を伸ばす。
「!!?」
思いもよらないイルカの行動にサスケは固まった。
イルカはサスケの頬に手を添え、そっと親指の腹でサスケの涙を拭ってやる。
もう片方の頬にも手を伸ばし、同じように涙を拭う。
サスケは全身の力が抜けると同時に抱えていたイルカの足をベッドの上に取り落とした。
宙に浮いていたイルカの腰がシーツに沈むとサスケのペニスもずるりとイルカの入り口から抜け出た。
サスケのペニスはイルカの赤に染まっていた・・・。
サスケはイルカに対しての自分の酷い行為に今更ながら血の気が引いた。
堰を切ったようにはらはらとサスケの涙は零れ落ちる。
「せんせ・・先生。ごめん、俺・・・」
「・・・懐かしい、呼び方だな・・・」
どんなにその身が汚れていても、イルカの笑顔は昔と変わらずにサスケを柔らかく包んだ。
サスケは震える手でイルカの頬に手を添える。イルカは宥めるようにその上に手をかさねた。
「いいんだ、サスケ。・・泣く・・な・・」
イルカは眠るように意識を手放した。




イルカの手当てをして、身体を清めてあげなければ・・・・。
ふとサスケが身じろぎをしたとき部屋の中を電気が走るような殺気がみなぎった。
「その人、いい身体してるでしょ。・・・気持ち良かった?」
振り向かなくても相手はわかる。
下忍の頃からこの人間の背中を追い越すことだけ考えてきた。
なのに、いくら追いかけてもこの人間は自分の数歩先にいる。
同じ上忍に這い上がったというのに殺気に当てられただけで微動だに出来なくなる。
サスケの背中にじわりと汗が滲む。
「カカシ、いい趣味してるな。いつから見てた・・・」
言うなりサスケは肩をつかまれベッドの足元の壁に背中から叩きつけられた。
「ぐぅっ・・!」
呼吸が一瞬止まる。みしりと嫌な音がした。助骨の一本くらい折れたかもしれない。
立ち上がることもままならず壁に背を預けサスケは床に沈みこんだ。
「昔のよしみだ。殺すのは勘弁してやるよ。・・・ま、前からイルカ先生に泣いて頼まれてたしねえ」
「・・頼・・まれて・・?」
「わっかんない奴だねえ。お前が可哀想だからせめて身体だけでも貸してやりたいってさ。この人、人に優しくするのが趣味だしね」
「!!!」
怒りのあまりサスケの視界が赤くなる。
「殺して・・やりたい」
カカシは鼻で笑う。
「そんなボロボロの身体で写輪眼回した所でどうすんの?」
無造作に衣服を脱ぎ散らかし、額あてと口布も剥ぎ取りながらカカシはベッドに乗り上がる。
ベッドの上でカカシは胡座をかき、膝の上で意識の無いイルカを横抱きにした。
涙と唾液でぐしゃぐしゃに汚れたイルカの顔をべろりとカカシは舐め上げた。
すっと指先で背骨のラインを辿りそのまま尻の間に指を割り込ませてしばらく探ってから指を引き抜く。
指は鮮やかな赤に染まっていた。
「人の物に傷付けないでもらえる?」
不機嫌そうに眉を寄せながらも、カカシは意識の無いイルカの乳首をくすぐり、腹筋をなぞり、その下の黒い茂みの中へと手を伸ばす。
「ふっ・・はぁ・・」
サスケは殴られたような衝撃を受けた。
意識を手放しているというのにイルカはいとも簡単に感じ始めている。
「この人、こんなに感じやすいのに。サスケかなり苦戦してたねぇ。」
カカシは目を弓なりにして笑った。
新たに目の前の男に対して殺意が沸く。
ギリと唇を噛むと一気に口の中に鉄の味が広がった。
カカシはするりとイルカのペニスに長い指を絡ませるとゆるゆると指を上下し始める。
途端に先端からイルカの蜜が溢れ出す。
それを指の腹で掬い上げては竿全体に塗りこめるように扱きたてる。
「くっ・・はっ・・あん・・あぁっ」
初めて目にするイルカの媚態にサスケはいつのまにか怒りも殺意も忘れ、言葉も無く釘付けになっている。
そんなサスケを目の端に捉え、カカシは片側の口角を吊り上げた。
「ねえ、先生?気持ちいい?このままイッちゃっていいよ」
カカシは的確に快感を引き出しながら手の動きを力強く早めていく。
「あっ、くうっ!んああっ!」
あっけなくイルカはカカシの手の中に吐精した。


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