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断続的にピリリと痛いような電気が走るような感覚に襲われる。
自分の胸の上をするすると何かが気持ち良く往復する。
(ん・・何?銀色・・・)
「ん・・ふあっ!」
イルカはビクンと背中を反らせた。
「あ、起きた?」
視界に映っていた銀色の物体が目線の上に移動すると、その下からカカシの顔が現れた。視界を埋め尽くす銀色はカカシの髪だったのだ。
「あれ・・俺、何で・・?」
「あ、寮の門限はとっくに過ぎてるから。今日はイルカ君、うちにお泊りです♪」
(飯の時間にも、門限にも間に合わなかった・・・)
ぼんやりとイルカは考えていたが、そんな事よりも事態は深刻だった。
(・・・あれ、手・・足も。動かない)
首を少し持ち上げて自分の体を見てみる。
イルカはベッドの上で素っ裸だった。その上、両腕は頭上で纏められて拘束され、両足は左右のベッドの足にロープで固定されている。あられもなく開脚させられているのだ。
自分の胸元はぬらぬらと濡れていて、所々赤く鬱血している。
同じく素っ裸のカカシがギシッとベッドを軋ませ、伸び上がる。
「え・・え?」
カカシはまだぼんやりしているイルカに覆い被さり唇を合わせた。
「んっ・・んんんん!!?」
声無き悲鳴をイルカがあげる中、カカシの舌はイルカの口内に侵入しようと歯列をなぞりその隙間を突付き回している。混乱しながらも、その進入を必死に拒むイルカ。
カカシは空いている手でイルカの胸の突起をキュと捻りあげた。
思わずイルカが首を仰け反らせ口が軽く開いた瞬間、カカシの舌はイルカの中に押し入ってきた。
(し、舌が・・・!な、何で、何で!?)
初めての事に驚いてばかりでイルカはカカシのなすがままに翻弄される。乳首を指で揉むように擦られると、ビクンビクンと勝手に胸が上下する。腰の中心に熱が集まってくるのを止められない。
散々粘膜を嬲り、唾液を吸い上げ、柔らかい舌の感触を味わってから、カカシはイルカの口内から自分の舌を引き抜いた。
「驚いた、初めてだよねえ?思った以上に感度いいよ」
カカシは既に猛っている自分の性器をぐっとイルカの股間に押し付ける。
「やっ!?せんせっ・・!何でこんな事・・・!」
イルカの声を遮るようにカカシが緩やかに身体を上下に動かし始める。他人の性器が自分のモノに直接触れ合う感触にイルカは身体を震わせた。
乳首を弄られただけでイルカのペニスはピンと張り詰め、先端からは堪えきれずに雫がぽたりと漏れ始めている。ぴたりと合わされたカカシとイルカの腹の間で二人の昂ぶりはずりずりと扱かれ擦り上げられる。
「乳首弄られただけでこんなに硬くして・・・。イルカ君、やらしい」
「ひっ・・違っ・・んぅっ!」
カカシの言葉にイルカの肌にはサッと赤味がさす。顔は熱っぽく紅潮し、目には涙を浮かべて必死にカカシを見上げてくる。戸惑いと快楽の狭間で揺れるイルカの表情にカカシも否応なしに煽られ、自身が昂ぶっていく。
「くっ・・一回、イカせてあげる・・ね」
言うなりカカシは二人の腹の間に手を差し込んで、擦れあうペニスを大きな手で二つまとめて掴むと力強く扱き始めた。
「あっうあああっっ!!」
限界まで張り詰めていたイルカは堪えきれなかった。びくびくと全身を引き攣らせ腰を突き上げるようにして勢い良く吐精する。迸った精液はイルカの喉元にまで跳ね上がった。
肩で荒く息をしながらイルカは呆然とする。
(こ・・・この人、ホモなのか!?)
気付いても時既に遅し。
「俺はイルカの中でイカせてもらうから」
カカシも少し息が上がっていたが、ぴったり合わせていたイルカの胸から半身を起こす。イルカの精液に汚れたお互いの腹が離れる時にヌチャリと粘りを帯びた音がした。
(な・・・中・・?)
カカシはホモで、自分は両手両足拘束され、無理矢理イカされた。
メチャクチャ驚いているのだが、ここまで事が進んでいてもイルカはイマイチ自分の置かれた状況がわかっていない。
しかし、カカシが自分の腹の上に散っている先ほど放った精液をすくい取り、その指が自分の尻の割れ目に潜り込んだ瞬間イルカはやっとこさ我に返った。
「ふっ・・・ざけんな!このエロ教師っ!!変態っ!とっとと紐外せ!馬鹿野郎っ!!!」
突然イルカは水揚げされた魚のようにビチビチとベッドの上で身体を激しく波打たせた。怒りのあまりどくどくと脈打つこめかみの音に聴覚が占領される。
突然の抵抗に思わず身体を引いてカカシはイルカの暴れる様をしげしげと眺めていた。
少し驚いた様子で目を見開いていたが、カカシはすぐさまにんまりと目を弓なりにする。
「かーわいいvイルカって、こういうキャラだったんだ。元気があってすごくいいね。薬はもう抜けちゃったんだねー」
散々暴れてみたものの手足の拘束は全く緩まず、イルカは無駄に体力を消費してしまった。
ギッときつくカカシを睨みつけて、イルカは荒く喘いでいる。
「飯に混ぜ物したのかよっ!」
「違いまーす。お茶ですっ。ただの睡眠薬だから安心してね。媚薬にも惹かれるものがあったけど、やっぱり最初は生の快感を味わって欲しいし、イルカに俺の身体ちゃんと覚えてもらいたいしー・・・」
いつのまにかイルカの足の間に身体を滑り込ませ、ぴったり覆い被さり、イルカの胸板にカカシは幾つも「のの字」を書いている。
(絶対頭おかしい!この・・腐れ教師っ!!)
怒りと屈辱にイルカの心拍数はガンガン上昇する。
カカシが自分の胸元に顔を埋めて上目遣いで見上げてくる様は正直相当キモイ。いい男がカワイコぶる様はなんともいえず虫唾が走り、ぶん殴りたくなる。
しかし、不本意ながらもカカシの指が胸筋をなぞり、ぷっくりと立ち上がった乳首をくすぐる度にイルカの身体には震えが走ってしまう。カカシは胸の飾りを一つは指で弄びながら、もう一つは舌先と唇を使って執拗に愛撫を加えてくる。
「んっ・・や・・触んな・・あっ・・は」
抗おうにも、カカシの舌と指で容易く快感を引き出されてしまう。先ほど放ったばかりだというのにイルカのペニスは軽く頭をもたげてきてカカシの腹部をグッと押す。
「イルカは乳首弄られるの好きだね。触ってないのにもうこんなに・・・・」
カカシは空いている手でイルカのペニスの先端をやんわり撫でる。柔らかい亀頭を指の腹で回すように刺激すればたちまちぬるりと蜜が溢れ出す。
「はっ・・あ・ああっ・・」
強烈な刺激にイルカは息を詰まらせる。カカシは淫液を塗り広げるようにしてイルカの性器を上下に擦り上げる。先端からはたらたらとだらしなく蜜が溢れてカカシの手の動きを更に滑らかにする。
「ね、イルカ。後に俺を入れて?ねえ、足の紐解いたら抵抗する?」
「冗談っ・・!絶対・・・んっ・・ヤ・・ダッ!!」
女とも、もちろん男とも経験の無いイルカだったが、同級生から情報だけは豊富に入ってくる。男同士のセックスの仕方も当然知識としてある。実習で戦地に赴いた生徒が前線でカマ掘られて泣きながら帰ってくるなんて良くある話だ。
だがしかし。
(女不足の戦地での性欲処理ならともかく、なんだってここで無理矢理犯られなきゃならないんだ!!くっそ―――!!女と普通にやりてえ!!!)
「俺はっ!やるんなら女がいいんだっ!ヤダヤダヤダ――――!!!」
イルカの若さ弾ける主張にカカシは不思議そうに首を傾げる。
「んん?だから女がいいんでしょ?俺が男役でイルカは女役で。しっかり女にしてあげるからね〜♪」
イルカはガアンと頭を殴られたようなショックを受ける。
(こいつっ・・・言葉が通じねえ!!)
不意にカカシの長い指がグリッとイルカの鈴口を抉った。
「あっ・・もっ・・う!!んあああぁっ!!」
あっけなくイルカは二回目の絶頂を迎えた。