手首にきつく巻きつけられた腰紐がぎちりと音を立てた。
九郎の両手首は紐に擦られてジワリと血が滲んでいる。
頭上に両腕を固定されて片足は部屋の柱から伸びる紐に結び付けられている。
唯一自由になる左足をばたつかせたところでこの場を逃げ出すことなど不可能だった。
「あなたが暴れたりするからいけないのよ、九郎。綺麗な身体に傷がついてしまったわ」
楽しげに笑い声を上げながら政子は九郎の擦り切れた手首を舐め上げる。
九郎は固く目を瞑り、口を一文字に引き結んでいる。
「綺麗な桃色ね・・・・」
政子は曝け出された九郎の胸元のまだ柔らかい胸の飾りを細い指で弄び始めた。
ヒクリと、九郎の胸元が上下した。
「可愛らしいわ。食べてしまいたいくらい」
ひちゃ、と濡れた音が立つ。
九郎は眉根を寄せてますますきつく目を瞑った。
政子は九郎の胸の突起に吸い付き舌先で転がしては時折思い出したように歯を立てる。
薄く張り付いた九郎の筋肉を確かめるように胸元から腹部を何度も撫でまわしては、政子は甘露でも味わうように執拗に九郎の乳首を吸い続ける。
政子と九郎を少し離れた寝台に寝そべり頼朝は冷めた目で眺めていた。
その片手にはぐったりと力を無くした景時が抱き抱えられている。
「まあ、こんなに固く尖ったわ。気持ちがいいの、九郎?」
唾液に濡れて光る乳首を政子は指の腹でコロコロと転がす。
そのたびに九郎は苦しげに息を詰めた。
「我慢せずに声を上げてもよくってよ、九郎?」
引き締まった腹筋をなぞり、辛うじて腰に引っ掛かっている内衣を結ぶ帯に政子は手をかける。
「あなたは素直になれないようだけど、九郎の此処はきっと素直よ」
「お、おやめください!」
衣の上から股間を撫で上げられて九郎は堪らずに叫んだ。
「ふふ、本当に此処は素直で、可愛らしい事。九郎、興奮しているのね」
そこは誤魔化しようの無いほどに布を持ち上げて膨らんでいた。
政子は帯紐を一気に解き、衣の合わせ目を左右に払った。
局部が外気に触れてひんやりとする。
政子の前に全てが暴かれてしまったのだと、一気に九郎の頬は上気する。
九郎の足の間には触られもしないのに天井を向いて屹立した性器があった。
その色は二十歳を過ぎた男にしてはいささか色が薄いように見える。
「まあ、なんて綺麗。あまり使ってはいないのかしら」
「くっ・・」
ほっそりとした政子の指が九郎の陰茎に絡みついた。
そのまま指で輪を作ると政子はゆるゆると九郎の性器を扱き始める。
すぐさま九郎の性器は反応を返し、政子の手の中で固く張り詰めていく。
それを見ていた頼朝はおもむろに景時の局部へと手を伸ばした。
景時の雄は緩く立ち上がっていた。
「ふ、お前も気が昂ぶってきたのか」
「ち、違・・・あ」
ごしごしと少し手荒に擦り上げてやれば、景時の性器は見る見るうちに硬度を増し、尖りきった先端は早くも蜜で濡れ始めた。
「お前は痛いくらいが好きだからな」
後から羽交い絞めにされ、景時は強すぎる愛撫を抵抗もせずに受け止め続ける。
「う・・、あ、ああ」
弾けそうなほどに景時の雄を育てておきながら、後もう少しで達するという時に頼朝はあっけなくその手を離した。
「頼朝、様・・・・?」
疑問と懇願が入り混じった声を景時が上げる。
「景時。このまま九郎を抱け」
驚愕に目を見張った景時を頼朝が後ろから抱きすくめる。
「この頼朝の言う事が聞けぬ訳はあるまいな、景時」
頼朝からきつく雄の根元を握り締められて景時は息を呑んだ。
「出来ぬというなら、このような役に立たぬ物。切り落としてくれようか」
「頼朝、さま・・・」
景時の首筋を流れ落ちる冷や汗を頼朝がゆっくりと舐め上げる。
「出来るな、景時?」
「は、い・・・・」
突然に頼朝の拘束から解き放たれてぐしゃりと景時はその場に崩れ落ちた。
九郎と政子を見やれば四肢を縛られた九郎の股間に政子が顔を埋めている。
その政子が景時の視線に気付き、九郎の男根を咥えたまま目だけで笑って見せた。